bookmark_border敵か味方か、ダンゴムシ。

ズボラな性格のせいもあって、畑には草がボーボーである。あまりに伸びすぎたら刈るが、基本的には雑草が生えているのは当たり前だと思っている。手入れの行き届いた誰かの畑は、こまめに雑草がかっちゃかれているのに対して、私の畑はいつも雑草だけはとても豊かなのである。よく言えば「多様性を大事にしたい」。

へちまの根元を見ると、ダンゴムシがうようようよとひしめいていた。こいつらは何をしているのだろうか? へちまの根元にいるのは、たまたまなのだろうか? 何日か前には、隣の株が枯れてしまっていたのだが、もしかするとこいつらの仕業なのだろうか? それとも、こいつらがここにいるのは偶然なのだろうか? あるいは、こいつらは何かを食べ、排泄をするのであろうから、それはへちまにとっていいことなのだろうか? こいつらに対する態度をどうしたらいいのか、まるでわからないでいる。

bookmark_borderへちまプラネット計画とSDGs

2019年7月14日。やまエネ主催のSDGs勉強会に参加。「SDGs」は単語を見たことは何度もありましたけど、実は何て読むのかしら知らなかったのです。「エスディージーズ」です。ご存知でしたか?

国連で採択された「持続可能な開発目標」。「開発」というと言葉が若干ゴリゴリしている感じですけど、「展開」とか「進展」とかそんな言葉の方がイメージが近いのかもしれません。ここでは17の目標と169のターゲットが設定されています。んで、みんなでこれをやっていきましょうよってことです。反対する理由もないような、もっともなことばかり、という感じです。

へちまプラネット計画と結びつきのありそうな目標を選ぶと

8)働きがいも 経済成長も

9)産業と技術革新の基盤をつくろう

11)住み続けられるまちづくりを

12)つくる責任 つかう責任

13)気候変動に 具体的な対策を

14)海の豊かさを 守ろう

15)陸の豊かさも 守ろう

17)パートナーシップで 目標を達成しよう

となるでしょうか。私たちがやろうとしているこの「へちまプラネット計画」が、世界の時流に沿ったものであることを改めて確認できたとも言えます。世界が必要としている動きを、小さいけれど、そしてちょっとヘンだけど、ちゃんとやっているはずです。

bookmark_borderへちまが、枯れている。

「大きくなっているかな〜?」なんて、ワクワクした気持ちで畑に来てみたら枯れていた、というのは悲しい出来事である。

「元気がなくなっていた」のだったら、水をやるとか、肥料をやるとか、なんとかしようもあるのだろうが、葉も茎も茶色くなってしまっているからもはやこれは復活のしようがないだろうと諦めの心境になるのも無理のない、というところまできている。

水が多すぎると根腐れする、という話を聞いたことがあるから、それかもしれない、と思う。ここは水はけの悪い畑なのである。この土壌を改良することは私には至難の技である。

だが、何かしら手を打たねば、来年以降も同じことの繰り返しになってしまうことだろう。

bookmark_borderへちまの花が咲いた。

畑に来て見ると、突然花が咲いているものだから驚いた。この前来たときにはそんな予感すら感じなかった。うれしいサプライズ。

たぶん、この花が受粉すると、こんどは実をつけるんだろうと思う。けれど、思うだけで、どうしたらいいのかわからない。美しく咲いたへちまの花を前に、私はどうしたらいいのかわからなくて、タジタジして、もじもじするばかりで、そして途方にくれている。

bookmark_border沖縄産へちまを購入してみる。

Yahoo!ショッピングでへちまを購入。沖縄産2kg。送料込みで4000円弱。本当はたわし用として買いたいのだけど見つからず、食用のものをセレクト。そのため、クール便で送られてきた。だからますます送料が高い。2000円近くにもなっているはずだ。

食用というだけあって、小ぶりで、小さめで、おいしそう。大きいきゅうり、育ちすぎのズッキーニ、なりたての夕顔、そんなイメージである。

この食用のへちまを、私はたわし作りの材料として使用する。その実験については後日報告する。結果からいうと、、、大失敗だった!

bookmark_borderGreta Thunbergから学ぶこと。

COP24のGreta Thunbergのスピーチを見て最初に思ったのは、なんだか面白い態度だな、ということだった。世界の指導者みたいな人たちを前に、「あんたたちはどーせなんにもしないんでしょ」と、高校生になった娘がサエない父親に向かってボソッと吐くようなダメ出しする。これを、世界の舞台で繰り出す。すごいワザである。

子どもが大人に向かって、お願いをするでもなく、提案をするでもなく、ダメ出しをする。あるいは、あきれていることを伝える。かつて橋本治が『上司は思いつきでものを言う』のなかで、「思いつきでものを言う上司に対して「ええーっ!?」と語尾をすっとんきょうに上げてあきれなさい」と言っていたのとどこか似た作戦のような気がした。

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You say you love your children above all else, and yet you are stealing their future in front of their very eyes.

Until you start focusing on what needs to be done rather than what is politically possible, there is no hope. We cannot solve a crisis without treating it as a crisis.
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We have not come here to beg world leaders to care. You have ignored us in the past and you will ignore us again.

We have run out of excuses and we are running out of time.

We have come here to let you know that change is coming, whether you like it or not. The real power belongs to the people.
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理屈を語るでもなく、情熱を見せるでもなく、ただ堂々と上から目線でダメ出しをする。この表情、この口元。すごいものである。

bookmark_border麻の栽培ネットを探して。

できるだけ、プラスチック製品ではないものを使って農業したい、と考えている。そう考えて買い物に行くと、農業に必要な資材やさまざまなモノの多くがプラスチック製品であることに気づく。やっぱり、安くて、軽くて、便利なのだ。

栽培ネットもそのひとつ。先日たまたま100円ショップのDAISOで、麻紐の栽培ネットを見つけた。これはいいと感心した。なにより安い。店には2つだけ在庫があったので2つとも買った。んで、足りないと思って、後日また買いに行ったらもう並んでなかった。DAISOの別の店舗に行ってみたら、並んでいる気配すらなかった。他の100円ショップも、プラスチック製ならあるけど、麻紐のものは見つけられなかった。

ホームセンターで探せば、麻紐のネットを見つけることはできるみたいだ。だいたい500円以上するみたい。私が買ったのは650円くらいだった。

bookmark_border木製プランターを自作する。

脱プラスチック農業にトライアルしたい我らが「へちまプラネット計画」なので、プランターもやっぱりプラスチックではないものを選びたい。

が、これが意外と、選択肢が見つからない。ホームセンターに行ってもなかなか出会わない。だいたいがプラスチックである。そういうわけで、自作してみることにした。ホームセンターで幅15センチくらい長さ2メートルくらいの板が10枚束になったのが1000円ちょいで売っていたので、それを購入。合わせてのこぎりと釘を購入。んで、適当に作業をスタートさせた。

もともとこういうのが苦手な私には、予想をはるかに超えて大変な作業だった。箱になるような設計をするのも、正確に長さを測ることも、のこぎりで綺麗に切ることも、直角をうまく作るのも、板と板とを繋ぐのも、立体を作り出すのも、強度を出すのも、とにかく全てが雑で下手。

木製プランターを作るために要した時間は半日を超えた。材料費は1000円ちょっとで済んだとしても、ちょっと大変すぎる。2000円で既製品が買えるのなら私はそっちを選びたい。

完成したプランターは、写真で見るとそんなに悪くないが、細かく見るとひどいものである。脱プラスチック農業への道のりは遠いのだ(写真のプランターの周りにプラスチックがじつは色々あるし)。