bookmark_border『うかたま』2019 vol.55は「ヘチマ化粧水をつくる」。

けれども、今の私に必要な情報は「化粧水」ではなくて「へちまの育て方」であり「へちまたわしの作り方」なのですから、今回のこの『うかたま』で特集されているなかでも特にそこのところに注目して読みました。

例えば

成長が進むと親ヅルから子ヅルが出てきます。子ヅルを摘むと、親ヅルに栄養が集中し、茎が太くなり、大きな身がつきます。逆に親ヅルの先端にある新芽を摘み取る(摘心)と、親ヅルの成長が止まり、子ヅルがあちこちからどんどん出て、実がたくさんなります。

 

のだそうです。なるほど。今回そんなことはまるで気づきもしないままへちまを育てていましたが、摘心を上手にやるかどうかどうかで、へちまの大きさや数に強く影響するようです。

 

bookmark_border『野菜づくり大図鑑』より、へちまの記述。

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ヘチマ Sponge gourd

東南アジア原産のウリ科の未熟果(幼果)を食用とする果菜で、日本では沖縄や鹿児島・宮崎などの南九州地域で古くから栽培されてきた。現在栽培されているのは2種で、実の表面に10本の稜角があるトカドヘチマと普通酒である。完熟果は繊維用として、地際のつるを切り採取するヘチマ水は化粧水として利用されている。高温性で、土壌適応性も広く、育成も旺盛である。つる性のため、支柱やネットなどを張り、棚仕立てにするのが一般的である。収穫は開花後10日程度の繊維の発達しない幼果を収穫するが、味噌炒め、味噌汁などに用い、独特の食感や食味を楽しむ。

科名:ウリ科 / 利用部位:若い果実 / 難易度:中 / 日照条件:日当たり良 / 連載障害:あり 1〜2年あける / 栽培地域:東北以南 / 必要な広さ:2m×2m、ネットは2m×1m / 病害虫防除 :アブラムシ(オレート液剤)/ おすすめ品種:太ヘチマ トカドヘチマ

栽培一口ポイント:
・高温期に乾燥が激しい場合は、水やりの効果が高い。
・7月以降に収穫する場合、開花8日を収穫の目安にする。
・つるがよく伸びるので、がっしりしたパイプなどを支柱にする。

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