bookmark_borderIKEAクナッグリグをプランターに。

春、へちまの苗を植えるプランターに困ったことがありました。身近なホームセンターに並べられているのはどれもプラスチック製だったのでそれを使用するのは避けたいのに、他の選択肢が見つからなかったからです。意外と、木製プランターってないものなんだなと初めてその時にわかりました。

農業用品の多くはプラスチック製ですが、その理由は、軽くて、安くて、均一で、便利だからだと思います。コストも小さくて済むし、作業効率も高いし、まあ、環境のことを度外視すればいいことばかりですよね。

そんな経験をして以来、木製プランターが売られていないか。あるいは、木製プランターの代わりになりうるものはないか、を探すようになりました。例えば、カラーボックスみたいなものも木製プランターの代用品としていけるんじゃないか、とか。りんご箱がよさそうだとか、そんな感じです。

んで、つい最近見つけたのはIKEAです。収納ボックスとして想定されているらしい、KNAGGLIGというシリーズ。大きさも3つくらいあるのかな。見た感じ、これはいける、と思いましたし、嬉しいのは価格的にも高くないこと。大きいやつで1500円くらい。中くらいのやつで1000円くらい。これは悪くないでしょう。ネジを12本ほど使うけど、パイン材だし、いいと思います。

IKEA_KNAGGLIG

実際、IKEAのホームページでも、アレンジのいろいろが紹介されていますが、その一つにプランターとしての活用もやっぱりありましたね。これなら、グリーンカーテンの足元としては悪くない。景観的にもいいと思います。

 

bookmark_borderGreta Thunbergから学ぶこと。

COP24のGreta Thunbergのスピーチを見て最初に思ったのは、なんだか面白い態度だな、ということだった。世界の指導者みたいな人たちを前に、「あんたたちはどーせなんにもしないんでしょ」と、高校生になった娘がサエない父親に向かってボソッと吐くようなダメ出しする。これを、世界の舞台で繰り出す。すごいワザである。

子どもが大人に向かって、お願いをするでもなく、提案をするでもなく、ダメ出しをする。あるいは、あきれていることを伝える。かつて橋本治が『上司は思いつきでものを言う』のなかで、「思いつきでものを言う上司に対して「ええーっ!?」と語尾をすっとんきょうに上げてあきれなさい」と言っていたのとどこか似た作戦のような気がした。

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You say you love your children above all else, and yet you are stealing their future in front of their very eyes.

Until you start focusing on what needs to be done rather than what is politically possible, there is no hope. We cannot solve a crisis without treating it as a crisis.
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We have not come here to beg world leaders to care. You have ignored us in the past and you will ignore us again.

We have run out of excuses and we are running out of time.

We have come here to let you know that change is coming, whether you like it or not. The real power belongs to the people.
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理屈を語るでもなく、情熱を見せるでもなく、ただ堂々と上から目線でダメ出しをする。この表情、この口元。すごいものである。

bookmark_border麻の栽培ネットを探して。

できるだけ、プラスチック製品ではないものを使って農業したい、と考えている。そう考えて買い物に行くと、農業に必要な資材やさまざまなモノの多くがプラスチック製品であることに気づく。やっぱり、安くて、軽くて、便利なのだ。

栽培ネットもそのひとつ。先日たまたま100円ショップのDAISOで、麻紐の栽培ネットを見つけた。これはいいと感心した。なにより安い。店には2つだけ在庫があったので2つとも買った。んで、足りないと思って、後日また買いに行ったらもう並んでなかった。DAISOの別の店舗に行ってみたら、並んでいる気配すらなかった。他の100円ショップも、プラスチック製ならあるけど、麻紐のものは見つけられなかった。

ホームセンターで探せば、麻紐のネットを見つけることはできるみたいだ。だいたい500円以上するみたい。私が買ったのは650円くらいだった。

bookmark_border木製プランターを自作する。

脱プラスチック農業にトライアルしたい我らが「へちまプラネット計画」なので、プランターもやっぱりプラスチックではないものを選びたい。

が、これが意外と、選択肢が見つからない。ホームセンターに行ってもなかなか出会わない。だいたいがプラスチックである。そういうわけで、自作してみることにした。ホームセンターで幅15センチくらい長さ2メートルくらいの板が10枚束になったのが1000円ちょいで売っていたので、それを購入。合わせてのこぎりと釘を購入。んで、適当に作業をスタートさせた。

もともとこういうのが苦手な私には、予想をはるかに超えて大変な作業だった。箱になるような設計をするのも、正確に長さを測ることも、のこぎりで綺麗に切ることも、直角をうまく作るのも、板と板とを繋ぐのも、立体を作り出すのも、強度を出すのも、とにかく全てが雑で下手。

木製プランターを作るために要した時間は半日を超えた。材料費は1000円ちょっとで済んだとしても、ちょっと大変すぎる。2000円で既製品が買えるのなら私はそっちを選びたい。

完成したプランターは、写真で見るとそんなに悪くないが、細かく見るとひどいものである。脱プラスチック農業への道のりは遠いのだ(写真のプランターの周りにプラスチックがじつは色々あるし)。

bookmark_border脱プラスチック農業へ【紙ポット】

へちまで農業をやるにあたってのひとつのポリシー。「できるかぎりプラスチックを使わない農業をやる」こと。

ビニールのマルチシートを使わない。苗を育てるのにプラスチックのポットを使わない。へちまのツルを育てるための栽培ネットもプラスチック製ではなく麻紐でつくる、など。それを、まずは、できるかぎり、やれる範囲で実行すること。

へちまプラネット計画は、やれるだけ「脱プラスチック農業」で進めていきたい。