bookmark_borderようやく手のひらサイズまできた。

2019年7月20日。朝8時に畑。へちまのツルが伸びて、葉が私の背丈を超えたところにまで来ていて、手のひらくらいの大きさにまで大きく育っていました。うれしい。ここまでくれば、このままうまく実がつくところまで行ってくれるんじゃないかという希望的観測が(勝手に)強まります。

大きくなったこの株のそばには、すでに枯れてしまった株の残骸が残っています。せっかく地上50センチくらいにまで成長し、花も咲かせた株だったのに、ある日突然枯れていました。理由はわかりません。

水分が多すぎたことによる根腐れかもしれません。あるいは根元にはたくさんのダンゴムシがいたから、根を食べられたのだろうかとも思いましたが、そんな想像が可能性としてありうるのかすらわかりません。いずれにせよ、たくさんのタネをまき、発芽して育ったものを植えたし、出羽園(地元山形市の園芸店)で見つけた苗を買い、それを植えもしたわけですが、そのうち順調に育ったものの確率は1/2以下、という印象です。来年からは、ちゃんとそういうことも見越した上で、苗を育てないと。

さて、今年は6月から曇りや雨の日が続き、日照時間も短く、気温も低く、というのが7月下旬になろうとしている今日までまだ続いていますから、気象条件がひどく悪いことはまちがいありません。それに加えて、ここの畑の土もよくないのです。粘土質で、水はけが悪い。栄養的にどうなのかも私にはわかりません。どこに改善のポイントがあるのかすら、全然わからないでいるのです。うーむ。ムムム。。

bookmark_border伸びる触手。

畑で時を過ごし、植物の生育をじっと眺めると、生き物というのは本当にすごい。

植物という「動かざるもの」のようなこの生物が、生きようとして必死に手を伸ばしている。掴んだロープをぎゅっと握りしめて、えいやっ!とまた上に行こうとしている。

その触手が掴む網は、私がつどつど麻紐を適当に結びつけてつくっている。「ここらへんかな?」と、次に伸ばすであろう場所に麻紐を結びつけてゆくその作業は、対話のようですごく楽しい。

bookmark_border敵か味方か、ダンゴムシ。

ズボラな性格のせいもあって、畑には草がボーボーである。あまりに伸びすぎたら刈るが、基本的には雑草が生えているのは当たり前だと思っている。手入れの行き届いた誰かの畑は、こまめに雑草がかっちゃかれているのに対して、私の畑はいつも雑草だけはとても豊かなのである。よく言えば「多様性を大事にしたい」。

へちまの根元を見ると、ダンゴムシがうようようよとひしめいていた。こいつらは何をしているのだろうか? へちまの根元にいるのは、たまたまなのだろうか? 何日か前には、隣の株が枯れてしまっていたのだが、もしかするとこいつらの仕業なのだろうか? それとも、こいつらがここにいるのは偶然なのだろうか? あるいは、こいつらは何かを食べ、排泄をするのであろうから、それはへちまにとっていいことなのだろうか? こいつらに対する態度をどうしたらいいのか、まるでわからないでいる。

bookmark_borderへちまプラネット計画とSDGs

2019年7月14日。やまエネ主催のSDGs勉強会に参加。「SDGs」は単語を見たことは何度もありましたけど、実は何て読むのかしら知らなかったのです。「エスディージーズ」です。ご存知でしたか?

国連で採択された「持続可能な開発目標」。「開発」というと言葉が若干ゴリゴリしている感じですけど、「展開」とか「進展」とかそんな言葉の方がイメージが近いのかもしれません。ここでは17の目標と169のターゲットが設定されています。んで、みんなでこれをやっていきましょうよってことです。反対する理由もないような、もっともなことばかり、という感じです。

へちまプラネット計画と結びつきのありそうな目標を選ぶと

8)働きがいも 経済成長も

9)産業と技術革新の基盤をつくろう

11)住み続けられるまちづくりを

12)つくる責任 つかう責任

13)気候変動に 具体的な対策を

14)海の豊かさを 守ろう

15)陸の豊かさも 守ろう

17)パートナーシップで 目標を達成しよう

となるでしょうか。私たちがやろうとしているこの「へちまプラネット計画」が、世界の時流に沿ったものであることを改めて確認できたとも言えます。世界が必要としている動きを、小さいけれど、そしてちょっとヘンだけど、ちゃんとやっているはずです。

bookmark_borderへちまが、枯れている。

「大きくなっているかな〜?」なんて、ワクワクした気持ちで畑に来てみたら枯れていた、というのは悲しい出来事である。

「元気がなくなっていた」のだったら、水をやるとか、肥料をやるとか、なんとかしようもあるのだろうが、葉も茎も茶色くなってしまっているからもはやこれは復活のしようがないだろうと諦めの心境になるのも無理のない、というところまできている。

水が多すぎると根腐れする、という話を聞いたことがあるから、それかもしれない、と思う。ここは水はけの悪い畑なのである。この土壌を改良することは私には至難の技である。

だが、何かしら手を打たねば、来年以降も同じことの繰り返しになってしまうことだろう。

bookmark_borderへちまの花が咲いた。

畑に来て見ると、突然花が咲いているものだから驚いた。この前来たときにはそんな予感すら感じなかった。うれしいサプライズ。

たぶん、この花が受粉すると、こんどは実をつけるんだろうと思う。けれど、思うだけで、どうしたらいいのかわからない。美しく咲いたへちまの花を前に、私はどうしたらいいのかわからなくて、タジタジして、もじもじするばかりで、そして途方にくれている。

bookmark_border沖縄産へちまを購入してみる。

Yahoo!ショッピングでへちまを購入。沖縄産2kg。送料込みで4000円弱。本当はたわし用として買いたいのだけど見つからず、食用のものをセレクト。そのため、クール便で送られてきた。だからますます送料が高い。2000円近くにもなっているはずだ。

食用というだけあって、小ぶりで、小さめで、おいしそう。大きいきゅうり、育ちすぎのズッキーニ、なりたての夕顔、そんなイメージである。

この食用のへちまを、私はたわし作りの材料として使用する。その実験については後日報告する。結果からいうと、、、大失敗だった!

bookmark_border『野菜づくり大図鑑』より、へちまの記述。

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ヘチマ Sponge gourd

東南アジア原産のウリ科の未熟果(幼果)を食用とする果菜で、日本では沖縄や鹿児島・宮崎などの南九州地域で古くから栽培されてきた。現在栽培されているのは2種で、実の表面に10本の稜角があるトカドヘチマと普通酒である。完熟果は繊維用として、地際のつるを切り採取するヘチマ水は化粧水として利用されている。高温性で、土壌適応性も広く、育成も旺盛である。つる性のため、支柱やネットなどを張り、棚仕立てにするのが一般的である。収穫は開花後10日程度の繊維の発達しない幼果を収穫するが、味噌炒め、味噌汁などに用い、独特の食感や食味を楽しむ。

科名:ウリ科 / 利用部位:若い果実 / 難易度:中 / 日照条件:日当たり良 / 連載障害:あり 1〜2年あける / 栽培地域:東北以南 / 必要な広さ:2m×2m、ネットは2m×1m / 病害虫防除 :アブラムシ(オレート液剤)/ おすすめ品種:太ヘチマ トカドヘチマ

栽培一口ポイント:
・高温期に乾燥が激しい場合は、水やりの効果が高い。
・7月以降に収穫する場合、開花8日を収穫の目安にする。
・つるがよく伸びるので、がっしりしたパイプなどを支柱にする。

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