西村和雄さんの『ぐうたら農法』を読んでみたら、すごく腑に落ちました。なるほど…。
私は今まで、「有機農業」とか「無農薬栽培」とかとくにスタイルを決めるわけでなく、あたりまえのように無農薬で、あたりまえのようにプラスチックを使わないことを志向し、あたりまえのようにできるだけ自然な農業をやってきました。
でも、どうもよくわからないでいました。どのくらい、どういう肥料を使うといいのか。雑草をどの程度、刈るべきなのか。土をどれだけ耕すといいのか…。まだ途中段階ではありますが、『ぐうたら農法』はすごく納得がいく、というか、私にとってはとても馴染む方法論であると思いました。
メインの考え方は、できるだけ肥料は使わず、雑草は生えさせておいて、作物の成長の邪魔にならないように時々刈り、刈った草は作物の根元に敷いて「草マルチ」として利用する…というもの。
写真の奥には、へちまの花が咲いています。
そしてその手前には、里芋が育っています。無農薬です。そして、今日は、里芋の根元に刈ったばかりの草を敷き詰めました。こういうことをやっていると、土そのものが多様な生物が生きる豊かなものになっていく、そうです。私は、それを信じたいと思います。私も、そうなるような気がします。そういう農業に近いことをやってきた気がしますし、そういう農業をめざしてこれからもやってきたいと思います。