コードナンバー、【19-001】はこうなりました。
その直前は、
こんな感じで、寸胴鍋で茹でられておりました。
へちまが大きすぎてはみ出すので、下半分を茹でてから上半分、というように2段階に分けて茹でました。
元々はこれです。
Let’s raise hechima gourds. Let’s paint this planet green. Let’s experience the beauty of each unique plant, and the joy of harvesting what we grow. Let’s find uses for the loofah sponge, the fruit of the hechima gourd, in our daily lives. These simple desires are what motivate us to continue the Hechima Planet Project, day after peaceful day.
コードナンバー、【19-001】はこうなりました。
その直前は、
こんな感じで、寸胴鍋で茹でられておりました。
へちまが大きすぎてはみ出すので、下半分を茹でてから上半分、というように2段階に分けて茹でました。
元々はこれです。
2019年9月20日。記念すべき日。
とうとう私の畑から、最初のへちまをひとつ、収穫しました。これに「No.19-001」とコード付けをしてみたいと思います。
【19-001】
date_09/20/2019
length/straight line_54cm
girth/max_41cm
さて、この子がこれからどうなるのか、お楽しみです。
春、へちまの苗を植えるプランターに困ったことがありました。身近なホームセンターに並べられているのはどれもプラスチック製だったのでそれを使用するのは避けたいのに、他の選択肢が見つからなかったからです。意外と、木製プランターってないものなんだなと初めてその時にわかりました。
農業用品の多くはプラスチック製ですが、その理由は、軽くて、安くて、均一で、便利だからだと思います。コストも小さくて済むし、作業効率も高いし、まあ、環境のことを度外視すればいいことばかりですよね。
そんな経験をして以来、木製プランターが売られていないか。あるいは、木製プランターの代わりになりうるものはないか、を探すようになりました。例えば、カラーボックスみたいなものも木製プランターの代用品としていけるんじゃないか、とか。りんご箱がよさそうだとか、そんな感じです。
んで、つい最近見つけたのはIKEAです。収納ボックスとして想定されているらしい、KNAGGLIGというシリーズ。大きさも3つくらいあるのかな。見た感じ、これはいける、と思いましたし、嬉しいのは価格的にも高くないこと。大きいやつで1500円くらい。中くらいのやつで1000円くらい。これは悪くないでしょう。ネジを12本ほど使うけど、パイン材だし、いいと思います。
実際、IKEAのホームページでも、アレンジのいろいろが紹介されていますが、その一つにプランターとしての活用もやっぱりありましたね。これなら、グリーンカーテンの足元としては悪くない。景観的にもいいと思います。
8月上旬の段階では「今年はもうへちまはほとんど成らないのではないか」と悲観していました。それが、盆を過ぎたことからわずかに育ちつつあるのがカタチとして見えてくるようになって、下旬には「なんとか数本は実が成りそうだ」という見通しに変わって。そして今、9月の半ばを迎えた頃になって「トータル20本くらいはイケるんじゃないか」というところまできました。ありがたいです。そして、すごく可愛いですね、ヘチマというのは。
最大のものはもう50センチ以上くらいになっています。
そして今の課題は「じゃあいつ収穫するのがベストなんだ?」ということです。大きすぎてもダメなんだろうか? 繊維が育ちすぎてしまって、へちまたわしがゴツゴツとしてしまう、とか、そういうことが起きたりするんだろうか??
へちまカーテンで覆われた栽培棚の中に入って、へちまトンネルとでも言うべきその空間の内側から見上げてみれば、みっしりと生い茂った緑色の葉が太陽の光に照らされ、透き通ってキラキラ。
実家にて、へちまのグリーンカーテンの裏側から。家の東側と西側にグリーンカーテンができるように、とふたつのプランターを設置したけれど、東はよく育ち、西はまるで育たなかったですね。土も、栄養も、ほぼ同じなので、違いはまさに方角の違いだけ。これはつまり、陽の当たる光の量の違いなのでしょう。
なんと、実が育っているではないですか!!
これは私の実家で育てているもの。家の東側の、日当たりのいいところで。このプランターに植えたのは、7月に入ってからのこと(だと思います)。「真ん中の畑」はもっと早くに植えたし、庭の別のプランターも6月のうちだったのですけど、それらは全然だめ。「真ん中の畑」はもっとグリーンカーテンも豊かでワシャワシャしているのに実は成っていません。そんなそれらを差し置いての素晴らしい成果です。やっぱり日当たりがいいという条件下で、梅雨明けの太陽の光と猛暑によって生育が進み、そしてかつなんらかの理由で受粉がうまくいったということなのかもしれません。
いずれにせよ、これが、現在確認できるたった1本のへちま! このまま順調に育てば、とりあえず、1本、自家製のへちまたわしが製造できるはず! トータル20本くらいの苗を植えたはずなのに、、、、なんという、気が遠くなるような効率の悪さなんでしょうか。
2019年8月15日。終戦記念日の朝、7時。
いちばんよく行く「真ん中の畑」のへちまは、だいぶわしゃわしゃとして、グリーンカーテンらしくなり、花もよく咲いていました。けれど、残念ながらへちまの実になりそうなものの姿が見つかりません。うまく交配が進んでいないということなのでしょうか。
へちまプラネット計画を進めていくにあたり、今後は私一人だけではなく、多くの人から賛同してもらい協力してもらって、庭や畑でそれぞれにへちまを育ててもらうというフェーズへと移行しなければならないと考えています。
今回初めてこうして自分の畑でへちまを育ててみて、その育ち方をだいぶ理解することができました。一つの発見は、サイズ感です。家庭の庭先で小さなプランターから育てることは可能ですが、栽培ネットやそれを支える支柱はなかなかに大きなものが必要なことは間違いありません。高さは2メートルくらいは欲しいし、幅もやっぱり2メートルくらいあったほうがいい。可能性として台風到来も考慮し、立てるのならできるだけしっかりとした支柱を立てたい。
ってことを列挙してみると、家庭で育てるといっても、意外と場所を選ぶし、手間も多少はかかります。それでも、へちまを育てる余地はまだまだこの街にはたくさんあるだろうと信じています。
へちまが大きく育つにしたがい、いろんな生物たちの存在に気がつくようになりました。根元にいるダンゴムシたちや、葉に休む小さな蝶(蛾なのかな?)たちや、茎を走り回るアリたち。
おそらく彼らはへちまから何か(栄養や恵みや憩いや)を受け取り、そしてへちまは彼らによって花粉を運んでもらったり、なにかの影響を受けたりするのでしょう。さまざまな多様な生き物との交わりが、予想されていたものや予想されていなかったものとのネットワークを構築し、互いに影響を及ぼしあっています。
このカエルは、このへちまの葉の下で、どんな関係性を生み出しているのでしょうか。
こちら、わたしの実家の東側に植えたへちまプランターの様子です。植えた時期が遅かったので、育つのはもうムリかなーと思っておりましたが、7月下旬からの猛暑のおかげなのか、すくすくと育ち、蔓を伸ばして、今日、ようやく、へちまの実らしきものを確認しました。たぶんこのしぼみかけているのが雌花なんでしょうね。すでに雄花との受粉が済んで、ふっくらとしてきたこれがこれから実となってまたどんどんと育っていく、、、ということなのだろうと、ようやっと理解しました。
順調に大きく大きく育ってほしい、と願うばかりです。楽しみ。