へちまたわし失敗作。

以前「たわしにするには未熟」というタイトルの記事で、沖縄産の食用へちまでのたわし作りチャレンジのことを報告しました。まさにそのタイトルが指し示す通り、食用のへちまはまだまだ未熟で繊維質が発達していないため、たわしには不向きであることが発覚したのでした。あの記事では、へちまを茹でて皮をむいたところまでをレポートしましたが、当然ながら「その続きの物語」が存在します。

繊維が未発達すぎることを自分の手と目で否応なく理解し、こりゃ全然ダメだなーってがっかりしながらも、「もしかしたらこれを乾燥させればふっくらと立体化して見事なたわしにトランスフォームしてくれるのかもしれない」という淡い期待を抱いて、私はその、茹で上げた後に水洗いしてびちょびちょになった、まるでたわしらしくないへちまたわしを、玄関前に広げた新聞紙の上にそっと置いて、日陰で自然乾燥させることにしたのでした。もちろん妻からは「ちょっと!! ヘンな気持ちの悪いものを玄関前に置かないでよ!」という有難いコメント(罵声?)も頂戴し、無言の背中でしっかりと受け止めました。

そして後日、出来上がったのが、上の写真です。

なんというか、、、かんぴょうのような、かんぴょうにも程遠いような、とにかく素晴らしくみすぼらしく、なににもなることができなかったなにか、が完成したのです。ちなみにこの「へちまたわし崩れ」は2本あったのですが、そのうちの1本は我が家で飼っている犬に食べられたそうです。もちろんその時、妻は「ちょっと!! ギン(犬の名前)! そんなヘンな気持ちの悪いもの食べちゃ絶対ダメ!! お腹壊すよ!」と叫んだのだそうです。

へちまたわしへの道のりは、はるか遠く、まだまだ続きます。

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